猫は狭い場所を好む。
タビがハムスターぐらいに小さかったころ。冷蔵庫と壁のわずかな隙間に入り込み、そのままハマッテ、進退きわまっていたことがあった。 年老いても、性癖は変わらないのだろう。 何をおもったか、食卓のパソコンの背後の狭い空間に無理矢理体を押し込んできたタビ。 ![]() 東京六大学野球をNHKで中継していた。神宮球場の懐かしさ半分、斎藤佑樹投手のピッチングの興味半分。八回まで観てしまう。
斎藤投手は誰かに似ている、とおもった。鉄腕アトムとか、ああいった少年ロボットだ。無表情で、黒々とした瞳は見開かれたまま、まばたきがない。マウンドは砂塵が舞っていた。目は大丈夫だろうか。ボクはつまらない心配をしながら、切れのいいフォークに見入った。 昨晩から、「村上春樹全作品」を読み始めた。 第1集の最初、「風の歌を聴け」は、「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」で始まる。 これを読んだのは、神宮球場で江川(法政)の強烈なホームラン(ピッチングより印象的だった)をこの目で見たころだった。早稲田は現阪神監督の岡田の時代。 「ジェイズ・バー」に行きたい、と本気で考えていた。そこに何があると期待したのか。 ![]() 一日中、雨に降り込められ、クサクサしているタビ。背中が退屈を語る 多摩川を渡る風がきもちいい。対岸で建設中の高層マンション群は武蔵小杉 ![]() 砧緑地で、ちょっと遅い花見。
ここの桜は枝ぶりがいい。 葉桜もあれば、まだ蕾のものもある。 京樽のお寿司に缶ビール。 それから、うたたね。たまりません。 ![]() タビも至福のひととき。 ![]()
雨上がりの上野。国立博物館でレオナルド・ダ・ヴィンチ展を見た。「受胎告知」の展示してある「特別5室」は、入場の際に手荷物検査、金属探知機まである。空港のロビーのようなものものしさだ。その関門をくぐると、暗い室内に、ポツンと横長の「受胎告知」が一点だけ、照明を受けて浮かび上がっている。隣の平成館で、ダ・ヴィンチの膨大な手稿(ノート)を基にした、映像、レプリカなどを展示しているが、混雑していて、集中できない。ダ・ヴィンチの脳空間の広さを知っただけで、良しとしよう。
上野公園は満開の桜。社に戻って、エレベーターの中で、髪に桜の花びらをつけていたのに気づいた。 ![]()
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