雨。窓際のチェアーで毛布にくるまって転寝していたら、(昼寝の)匂いを嗅ぎつけて、タビがやってきた。結局、占領されてしまう。
寒さがゆるんで、寝相も乱れ気味だ。 長谷川櫂「俳句的生活」(中公新書)を読みながら、ウトウトの日曜日。
文字にすれば
フグーッ ングーッ フグーッ ングーッ、というところか。 たまに、カッ、というアクセントも入る。 深夜、静かに寄せては返す、タビのいびき。 コジマで500円で買ったミニ電気あんか上に何とかおさまろうと、体をきゅっと丸める。掌が心なしか開き加減なところが、気持ちよさそう。 ![]() ![]() 午前1時過ぎに帰宅。いつもの通り、玄関を開けるとタビが迎えに来ていて、土間でごろりと寝転んでみせる。それから、「まあ上がれよ」というふうに、ボクを先導しながら、階段を先に上がってゆく。これを、もう十年も毎日繰り返している。
十数時間ぶりに食事(ドライフードに鰹節をまぶしたもの)にありつくタビ(写真)は、「ふぐふぐ」と鼻息が荒い。腹ペコなのだ。 食事の器のすぐそばに置いてある体重計で計ると5.8キロ。右肩上がりに増えていた体重が、最近減少に転じた。 ![]()
六本木の国立新美術館に行った。金曜は午後8時まで開館(入場は7時半まで)している。夜は、波打つような外観の建物が、金色に輝いて美しい。
入館したのは午後7時前。総ガラス張り、吹き抜けの構造が、開放感を生み、内部も心地よい。会社帰りとおぼしき女性が多い。ネクタイを締めたおじさんも混じっている。混み合うというほどではない。でも、夜の美術館にしては、結構な来館者数だ。 観たのは「異邦人たちのパリ展」(一般1500円)。藤田嗣治、荻須高徳、シャガール、モディアリアーニ、カンディンスキー、エルンスト、ミロほか多数。 藤田嗣治の有名な自画像もある。大きなピアスの方に目を奪われていたからか、(嗣治が)絵の中で猫を抱いているところまでは、きょうまで気付かなかった。猫は雉猫だ。気持ちよさそうに目を細めている。 ![]() ![]()
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